ヨーロッパのロボット掃除機市場は、フーバー・ケルヒャー・フィリップスなど、日本でも知名度が高い老舗メーカーが、お掃除ロボットをラインナップしています。
これらヨーロッパ企業の製品は、高性能と洗練されたデザインが特長です。またアイロボット、韓国メーカー(サムスン・LG)の製品も、高いシェアを獲得しているようです。
ちなみに、世界で初めて「Trilobite(トリロバイト)」を市販した、スウェーデンの家電メーカー「Electrolux(エレクトロラックス)」は、現在ロボット掃除機市場から撤退しています。
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Hoover(フーバー)
Hooverは、1908年にアメリカ・オハイオ州で設立された掃除用品メーカー。世界で初めて家庭用掃除機「Model O」を市販した老舗企業です。現在はイギリスを代表するブランドであり、「Hoover」という単語が「掃除機をかける」という意味で使われるほど有名。ロボット掃除機「Robo.com2 RBC 009」を発売しています。
Karcher(ケルヒャー)
Karcherは、ドイツのバーデン=ヴュルテンベルク州・ヴィンネンデンに本社を置く清掃用品メーカー。1935年設立。家庭用高圧洗浄機・スチームクリーナーが有名です。自動ダストボックス付きのロボット掃除機「Robocleaner RC 3000」を発売しています。
Philips(フィリップス)
Philipsは、1891年にオランダ・アムステルダムで設立された総合エレクトロニクス企業です。日本では、コーヒーメーカー・電気シェーバー・電動歯ブラシが有名。韓国・台湾メーカーのOEM製品「EasyStar FC8802」「HomeRun FC9910」を発売しています。
Vorwerk(フォアベルク)
Vorwerkは、1883年にドイツのノルトライン=ヴェストファーレン州・ブッパタール市で設立された老舗企業です。元々はカーペットメーカーとして創業。1930年に家庭用電気掃除機の開発をスタートしています。Neato Robotics社との提携によるOEM製品「Kobold VR100」を発売しています。
Ecovacs(エコバックス)
Ecovacsは、中国の江蘇省蘇州市に本社を置くロボット専業メーカー。中国本土とヨーロッパ市場で大きく展開しています。ロボット掃除機「Deebot」、空気清浄ロボット「Atmobot」、窓拭きロボット「Winbot」、家庭用ロボット「Famibot」を発売しています。