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《ドイツの老舗メーカーが手がけたロボット掃除機》

「ミーレ Scout RX1(スカウト アールエックスワン)」は、ドイツの老舗家電メーカー「Miele」が販売するロボット掃除機です。

ジャイロセンサーとカメラで効率よく掃除をする「スマートナビゲーション」、ゴミを「集める・かき込む・吸いとる」の3段階で除去する「トリプルクリーニングシステム」、約2時間の充電で最長120分運転可能な「リチウムイオンバッテリー」を搭載しています。

「ミーレ Scout RX1 SJQL0」の実売価格は86,000円前後です。

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製品情報


ミーレ ロボット掃除機 スカウトRX1 SJQL0

「ミーレ Scout RX1」は、ドイツの高級家電ブランド「ミーレ(Miele)」が、初めて発表したロボット型クリーナーです。

ミーレ社は1899年に設立された老舗であり、スタイリッシュなデザインの掃除機・洗濯機・食洗機が有名です。

こちらの「Scout RX1」は、数多あるロボット掃除機の中でも「ナビゲーションシステム」「クリーニングシステム」「バッテリー」にこだわって設計されています。

まずナビゲーションシステムですが、角速度を検出する「ジャイロセンサー」と天井を撮影する「小型カメラ」を利用して、現在地と走行ルートを把握する「室内ポジショニングシステム」を搭載しています。これにより同じ場所を何度も走行することなく最短ルートで短時間に掃除ができるそうです。

ちなみにデジタルカメラとセンサーによるアルゴリズムは韓国メーカーが得意としており「ホームボット スクエア(LGエレクトロニクス)」や「NaviBot(Samsung)」などで見られます。また2015年内に発売予定の「Dyson 360 Eye(ダイソン)」でも同様のシステムが採用されています。

「Scout RX1」は韓国企業との共同開発による製品であり、製造も韓国で行われています。韓国メーカーの具体的な名前は公表されていませんが、おそらく「Yujin Robot」ではないかと思われます(同社の製品は日本未発売です)

Yujin Robotは「Philips(フィリップス)」がヨーロッパで販売する「HomeRun」というロボット掃除機のOEMも行っており、技術力が高いメーカーとして知られています。

クリーニングシステムは、ゴミを2本の「サイドブラシ」で集めて、「ローラーブラシ(床ブラシ)」「シーリングリップ」でかき込み、「DCファン」で吸い取る「トリプルクリーニングシステム」を採用しています。これはアイロボットのルンバ600シリーズで採用されている「3段階クリーニングシステム」によく似ています。

バッテリーは充電式の「リチウムイオン充電池」です。約2時間の充電で最長120分の連続運転に対応。最大約150平方メートル(約93畳)の広さを掃除できるそうです。

この他にも、4種類の掃除モード(Auto・Spot・Turbo・Corner)、時間設定で毎日自動的に掃除できる「タイマー機能」 、離れた場所から操作できる「リモコン機能」など便利な機能を備えています。

掃除範囲の制限に関しては「磁気ストリップ(RX-MB 4)」と呼ばれるテープで行います。磁気ストリップを掃除させたくない場所の前に貼ると「Scout RX1」が認識して先には進まなくなります。

全体的に見て「Scout RX1」は最新のロボット掃除機に見られるトレンドを盛り込んだ製品と言えます。しかし特別に目立つセールスポイントがなく、ミーレならではの個性は感じられません。

ミーレの製品はヨーロッパらしいシンプルでおしゃれなデザインが人気を集めていると思うので、「Scout RX1」のデザインももう少し凝ったほうが良かったのではないでしょうか。

主要機能一覧

※メーカーにより機能の名称は異なります。
※機能の詳しい解説は「お掃除ロボットの主な機能について」をご覧下さい。

人工知能 ゴミ検知機能
サイドブラシ 拭き掃除機能
床ブラシ 自動充電機能
バキューム機能 スケジュール機能
衝突防止機能 バーチャルウォール機能
落下防止機能 ライトハウス機能 ×
からまり防止機能 × リモコン操作機能

製品仕様

発売年月 2014年9月
メーカー ミーレ
型番 SJQL0
JANコード 4002515470497
本体寸法 幅35センチ*奥行き35センチ*高さ8.9センチ
本体質量 2.9キロ
電源 入力:AC100V 50/60Hz
バッテリー種類 充電式リチウムイオン電池
バッテリー容量
バッテリー寿命
充電時間 約2時間
消費電力
稼働時間 最長120分
掃除面積 約150平方メートル(約92畳)
運転音
乗り越え能力 最大2cm

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