ロボット掃除機比較ガイド ロゴ画像
サイト内検索:
iRobot メーカー タイトル画像

iRobot メーカー タイトル画像

《ライトハウス機能を備えたルンバ800ハイグレードモデル》

「ルンバ880(Roomba 880)」は、米iRobot社が製造、日本正規総代理店のセールス・オンデマンド社が販売するロボット掃除機です。

「ライトハウス機能」を搭載する国内正規品「ルンバ800シリーズ」のハイグレードモデル。「お部屋ナビ」と無線通信を行いながら複数の部屋を認識。順番に掃除します。また「交換用エッジクリーニングブラシ」が付属します。

「アイロボット ルンバ880」の希望小売価格は税別76,000円です。

スポンサーリンク

目次

製品情報


【国内正規品】 iRobot ロボット掃除機 ルンバ 880 ブラック

「アイロボット ルンバ880」は「ルンバ700シリーズ(2011年10月発売)」から3年ぶりに発表された新製品「ルンバ800シリーズ(ルンバ880・ルンバ870・ルンバ871)」のハイグレードモデルです。

新開発の「AeroForce(エアロフォース)クリーニングシステム」を搭載。吸引力は5倍、掃除性能は最大50パーセント向上しています。また床ブラシに髪の毛やペットの毛が絡みにくくなりメンテナンスが簡単になりました。

サイドブラシモジュールには「ブラシレスモーター」を採用。稼働音が静かになっています。またエッジクリーニングブラシの交換は工具不要になりました。ダスト容器の容量も1.6倍にアップ。フタの開き方など使いやすさも工夫されています。

充電池は新型の「XLife(エックスライフ)バッテリー」を採用。寿命が従来品の2倍となる約3年に延びています。さらに従来品では別々だった「ホームベース(充電器)」と「ACアダプター」が一体化されコンパクトになりました。

もちろんロボット掃除機の定番機能である「自動充電機能」「スケジュール機能(タイマー機能)」を搭載しています。

付属品は「バッテリー(内蔵)」「ホームベース(充電台)」「お部屋ナビ(2個)」「交換用ダストカットフィルター(2個)」「交換用エッジクリーニングブラシ(2個)」「リモナビ(リモコン)」「電源コード」の7点です。

下位機種との違い

下位機種「アイロボット ルンバ870」との違いは「ライトハウス機能」「お部屋ナビ」「交換用エッジクリーニングブラシ」「ボディカラー」「価格」です。

「お部屋ナビ」とは、後述する「ライトハウス機能」と“見えない壁(仮想壁)”でルンバの行動を制限する「バーチャルウォール機能」を備えたオプション品です。また「ルンバ880」だけの特典として「交換用エッジクリーニングブラシ(2個)」が付属します。

「ルンバ880」の最も大きな特長は「ライトハウス機能」を搭載していることです。

「ライトハウス機能」とは「複数の部屋を順番に掃除する機能」のことです。実際に使ってみないと仕組みやメリットが分かりにくいのですが、なるべく簡潔に説明してみます。

ライトハウス機能の使用手順

例えば「10畳・6畳・4.5畳」の3部屋を「ルンバ880」に掃除させたい場合は、以下の様な手順で「ライトハウス機能」を使用します。

※10畳の部屋は、6畳・4.5畳の部屋とそれぞれドアでつながっていると仮定します。

  1. 「お部屋ナビ」のモードスイッチを「Lighthouse」に変更します。
  2. 「お部屋ナビ」を部屋と部屋の境界線に置きます(この場合は2ヶ所に設置)
  3. 10畳の部屋に「ルンバ880」とホームベースを置いて「CLEANボタン」を押します。
  4. 「お部屋ナビ」の電源が自動的にオンになります。
  5. 「ルンバ880」が10畳の部屋を掃除します(最長25分)
  6. 「ルンバ880」が6畳の部屋に移動して掃除します(最長25分)
  7. 「ルンバ880」が4.5畳の部屋に移動して掃除します(最長25分)
  8. 「ルンバ880」が10畳の部屋に移動してホームベースに戻ります。
  9. 「お部屋ナビ」の電源が自動的にオフになります。

「ライトハウス機能」を使用しない場合、「ルンバ880」は複数の部屋を「大きな1つの部屋」と考えて掃除を行います。

「ルンバ880」を1時間動かすと最大で25畳ほどの広さを掃除できるので、合計が25畳以内であれば理論上は何部屋でも掃除可能です(例…4.5畳*5部屋など)。しかし実際には、部屋の形が複雑だったり家具などの障害物が多かったりすると「ルンバ880」の移動範囲が偏ってしまうので、キレイになる場所とゴミが残る場所が発生してしまいます。

このような「掃除のムラ」を減らすために、「ルンバ880」が各部屋を平均的に掃除するようコントロールするのが「ライトハウス機能」というわけです。もちろん「ライトハウス機能」を搭載しない「ルンバ870」でも複数の部屋を掃除することは可能ですが、「ルンバ880」の方が確実な掃除結果を約束してくれます(ただし部屋の数だけ「お部屋ナビ」が必要です)

「ライトハウス機能」を使用する場合は「他の無線機器との電波干渉」に注意する必要があります。

「ルンバ880」が利用する無線の周波数は「2.4GHz帯」ですが、これは「無線LANルーター(Wi-Fi)」「Bluetooth」を使用する家電製品にも多く利用されています。そのため無線LANやBluetoothを利用する環境で「ルンバ880」を動かすと通信障害が発生して「お部屋ナビ」の動作が不安定になることがあります。

対策としては「お部屋ナビ」の代わりに「オートバーチャルウォール」を使用するか「無線LANルーターの設定を変更する」方法があります。

「オートバーチャルウォール」は赤外線を使うので無線機器との干渉は発生しません。しかし「ルンバ880」の特長である「ライトハウス機能」が使えなくなってしまいます。一方「無線LANルーターの設定変更」により周波数を変えることも可能ですが、無線LAN環境を構築する知識がないと難しいかもしれません。

可能であれば「ルンバ880」を購入する前にロボット掃除機のレンタルサービス等を利用して、「お部屋ナビ(ライトハウス機能)」が正常に使えるかテストしたほうが良いでしょう。または「アイロボットカスタマーセンター」に相談してみるのも良いと思います。

ちなみに現行機種の中で「ルンバ880」と「アイロボット ルンバ780」は無線通信を利用するので「技適マーク」が付いた製品となっています。これは電波を発する無線機器に適用される認証であり、「技適マーク」がない並行輸入品ルンバ(ライトハウスモードを搭載する機種)を使用すると電波法違反になる可能性があります

→ 技適マークなしのルンバ並行輸入品は電波法違反になる?

また「ルンバ880」と「ルンバ780」以外のルンバはライトハウスモード用の基板を内蔵していないので、別売の「お部屋ナビ」を組み合わせたとしても「ライトハウス機能」を利用することはできません。

主要機能一覧

※メーカーにより機能の名称は異なります。
※機能の詳しい解説は「お掃除ロボットの主な機能について」をご覧下さい。

人工知能 ゴミ検知機能
サイドブラシ 拭き掃除機能 ×
床ブラシ 自動充電機能
バキューム機能 スケジュール機能
衝突防止機能 × バーチャルウォール機能
落下防止機能 ライトハウス機能
からまり防止機能 リモコン操作機能

製品仕様

発売年月 2014年3月
メーカー アイロボット
型番 R880060(ブラック)
JANコード:0885155004741
本体寸法 幅35.3センチ*奥行き35.3センチ*高さ9.2センチ
本体質量 約3.8キロ(バッテリー含む)
電源 入力:AC100V 50/60Hz
バッテリー種類 充電式ニッケル水素バッテリー
バッテリー容量
バッテリー寿命 約3年(週4回、1日60分使用した場合)
充電時間 約3時間
消費電力 33W(充電時)
稼働時間 通常清掃時間:最大60分
ライトハウス機能使用時:最大75分(お部屋ナビを2個使用)
掃除面積 最大25畳
運転音
集塵容積 0.6リットル
フィルター ダストカットフィルター
乗り越え能力 約2センチ

スポンサーリンク

error: Content is protected !!