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《他メーカー製品に対抗するための低価格モデル》

米iRobot(日本総代理店セールス・オンデマンド)は、ロボット掃除機の新製品「ルンバ630」「ルンバ620」を、2012年10月19日(金)より全国の家電量販店・デパート・通販サイトにて発売します。公式直販サイト「アイロボットストア」での販売予定価格は、ルンバ630が税込5万4800円、ルンバ620が税込4万9800円となっています。

→ ルンバ630(アイロボット)の比較と評価
→ ルンバ620(アイロボット)の比較と評価

ルンバ600シリーズの主な特長は以下となっています。

  • 高速応答プロセスiAdapt(アイ・アダプト)搭載
  • NEW3段階クリーニングシステム搭載
  • 全機種に自動充電機能を搭載
  • メインブラシを日本市場向けに改良
  • 本体中央部分にイエローのラインを追加

ルンバ630とルンバ620の違いは、「バーチャルウォールの付属数」、「交換用フィルターの有無」、「本体カラー(630はグレー、620はホワイト)」「価格」です。基本的な掃除性能については2機種とも違いはありません。

また700シリーズに搭載される「スケジュール機能」、「ライトハウス機能」「ゴミフルサイン機能」、「タッチパネル機能」、「ダブルゴミセンサー」は、省略されています。

本体サイズは直径34センチ×高さ9.2センチ。重さは3.7キロ(バッテリー含む)。充電式ニッケル水素電池を使用し充電時間は約3時間。消費電力は33W。

付属品はルンバ本体と内蔵バッテリーの他に、ホームベース、ACアダプター、オートバーチャルウォール(630は2個、620は1個)、交換用フィルター(630のみ)、お手入れツール(カッター)、リモナビ(リモコン)、クッションラバーです。

またルンバ600シリーズ発売と同じ2012年10月19日(金)に、ルンバ発売10周年を記念した「ルンバ 10th Birthday 限定モデル」を直販サイト「アイロボットストア」にて限定販売します(一般の家電量販店・通販サイトでは販売されません)

→ ルンバ 10th Birthdayモデル(アイロボット)の比較と評価

こちらはルンバ630がベースとなっており、全8種類のカラーバリエーションが用意されます。各色100台ずつ計800台の限定モデル。販売予定価格は税込5万6800円です。

  • ロイヤルブルー
  • オリエンタルグリーン
  • ディープレッド
  • パッションピンク
  • ラベンダー
  • シルバーブラウン
  • シャンパンゴールド
  • ターコイズブルー

プレスリリース(アイロボット日本総代理店セールス・オンデマンド株式会社)

今回発表されたルンバ600シリーズは、上位モデル(ルンバ700シリーズ)に対する“エントリーモデル”として位置づけられる製品です。主なコンセプトは「低価格化」であり、旧500シリーズのプラットフォームを利用してコストダウンが行われています。

おそらく台頭著しい国内家電メーカー製ロボット掃除機への対抗措置だと思われますが、700シリーズとのカニバリゼーション(共食い現象)が起きないか気になるところです。

海外市場では既にiRobot Roomba 600 seriesが3機種発売されており、現行の500 seriesは廃止されています。従って日本国内正規品の500シリーズ(ルンバ537J、ルンバ527J)も、600シリーズ発売後は販売を終了すると予想されます。

余談ですが、米iRobot社のコリン・アングルCEOはルンバ600シリーズの発表会で、「競合他社へは、掃除機能の追求をすべきだとアドバイスしたい。掃除以外の部分で特徴を持たせようとし過ぎないことが重要だ」と語ったそうです。

これは掃除とは直接関係ない機能を搭載して差別化を図ろうとするライバル製品への痛烈な皮肉と言えるでしょう。

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