「マミロボット ポロ K7(Mami Robot PPORO K7)」は2005年に設立された韓国のロボットベンチャー企業「MamiRobot」が開発・販売するロボット掃除機です。
充電ドックステーションに同社製のハンディクリーナー「チャル」がセットされたユニークなデザインが特徴です。
「マミロボット ポロ K7」の実売価格は税込33,700円です。
目次
製品情報
ロボット掃除機 マミロボット ポロK7 (ワイン)
「マミロボット ポロ K7」本体のサイズは、直径35センチ、高さ9センチ、重量は約2.8キロ。バッテリーに充電式ニッケル水素電池を採用。充電時間は約2時間。充電時の消費電力は35W。運転時間は最大120分。最大掃除面積は約25畳です。
掃除システムは左右のサイドブラシでゴミをかき出して床ブラシでかきこむ仕様です。主な機能として、落下防止機能、拭き掃除機能、自動充電機能、スケジュール機能、リモコン操作機能を搭載しています。
「マミロボット ポロ K7」は「MR-i OS5.0」という人工知能プログラムを搭載しています。これには「一般掃除モード」と「SSWモード」という2種類の掃除方法があります。
「一般掃除モード」は6種類の掃除パターンを繰り返して掃除を行います。もう一つの「SSWモード(Spider Spinning Web)」は、スタート後、「マミロボット ポロ K7」が部屋を一周して広さを確認し数種類のパターンを組み合わせながら掃除するモードでクモの生態から着想して開発されたそうです。
レビュー・評価
長所
「マミロボット ポロ K7」はセンスの良いデザインとポップな6種類のボディカラーが目を引きます。近年の韓国企業はデザインを重視するヨーロッパ市場に力を入れているそうですので「マミロボット ポロ K7」にもその姿勢が反映されているように感じられます。
機能面については、やはり充電ドックにセットされたハンディークリーナー「チャル」が印象的です。ロボット掃除機の性質上、床の隅や壁際などは掃除できませんので、問題解決の方法を具体的に提示している点は高く評価できると思います。
ゴミが溜まるダストボックスを上に引き出して外せるなど細かい配慮が感じられるのも好印象です。大切なサポート面についても、神奈川県横浜市にマミロボット社の日本法人「株式会社マミロボット・ジャパン」の拠点があり期待できそうです。
短所
「マミロボット ポロ K7」はアルゴリズムの煮詰めが甘くゴミの取り残しが多いという感想が聞かれます。また充電ステーションに戻る時の動きがルンバやスマーボと比べてたどたどしく不安が残ります。
充電ステーションにハンディクリーナーをセットするというアイデアは素晴らしいのですが、その代償として充電ステーションのサイズが大きくなり場所をとってしまうのが欠点です。「マミロボット ポロ K7」を購入する際には置き場所の確保が必要になると思います。またハンディクリーナーが必要ない人は同じ性能の「マミロボット ポロ K5」も選べます。
またロボット掃除機の移動範囲を制限するバーチャルウォール機能が搭載されていないので、室内に掃除させたくない場所がある場合、なにかで壁を作っておく必要があります。
その他の注意点として、ロボット掃除機を利用する上で不可欠な消耗品の入手先がメーカー直営店のみとなるため、若干不便に感じられることがあると思います。主要機能一覧
※メーカーにより機能の名称は異なります。
※機能の詳しい解説は「お掃除ロボットの主な機能について」をご覧下さい。
人工知能 | ◯ | ゴミ検知機能 | × |
---|---|---|---|
サイドブラシ | ◯ | 拭き掃除機能 | ◯ |
床ブラシ | ◯ | 自動充電機能 | ◯ |
バキューム機能 | ◯ | スケジュール機能 | ◯ |
衝突防止機能 | × | バーチャルウォール機能 | × |
落下防止機能 | ◯ | ライトハウス機能 | × |
からまり防止機能 | × | リモコン操作機能 | ◯ |
製品仕様
発売年月 | 2011年 |
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メーカー | マミロボット |
型番 | K7 |
本体寸法 | 幅35センチx奥行き35センチx高さ9センチ |
本体質量 | 約2.8キロ |
電源 | AC 100~240V 50/60Hz |
バッテリー種類 | 充電式ニッケル水素電池 |
バッテリー容量 | – |
バッテリー寿命 | – |
充電時間 | 約2時間 |
消費電力 | 35W |
稼働時間 | 最大120分 |
掃除面積 | 最大25畳 |
運転音 | – |
集塵容積 | – |
フィルター | 使い捨てフィルター |
乗り越え能力 | 約1.5センチ |