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《三角形状を採用したパナソニック初のロボット掃除機》

「パナソニック RULO(ルーロ)MC-RS1」はパナソニック初のロボット掃除機です。独自の「三角形状(ルーロー)」を採用。さらに微細なゴミを検知する「ハウスダスト発見センサー」、吸込口には「V字ブラシ」と「マイナスイオンプレート」を搭載しています。

「パナソニック RULO(ルーロ)MC-RS1」の実売価格は77,000円前後です。

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目次

製品情報


パナソニック ロボット掃除機 RULO(ルーロ) ホワイト MC-RS1-W

「パナソニック RULO(ルーロ)MC-RS1」は、パナソニック株式会社(本社:大阪府門真市)が初めて商品化したロボット掃除機です。2015年3月20日(金)発売。

本体カラーは「ホワイト」「ブラック」の2種類です。付属品は「充電台」「リモコン」「乾電池(2個)」「ダストボックスお手入れブラシ」の4点となります。

機能・性能

外観・デザイン

ひと目で分かるように「RULO MC-RS1」のデザインは非常に個性的です。

ドイツの機械工学者「フランツ・ルーロー(Franz Reuleaux)」が開発した定幅曲線「ルーローの三角形(Reuleaux triangle)」を採用。正方形に近い形で回転する性質を利用して、部屋のコーナーや狭い場所にも入り込んで掃除できるよう工夫されています。

さらに「3Dインモールドフィルム成形」を採用しておりスタイリッシュなデザインを実現しています。

掃除のアルゴリズム

走行用センサーとして「赤外線センサー」「超音波センサー」、さらにジャイロ制御を組み合わせた独自のアルゴリズムを搭載。

部屋の隅や壁際を走行する「ラウンド走行」と部屋の内部をジグザグに走行する「ランダム走行」を使いわけて掃除を行います。さらにコーナーを掃除する時は本体を左右に首振してゴミをしっかりかき出します。

障害物を発見すると各種センサーで壁・家具との距離を認識して速度を落とします。また窓ガラスのような透明な障害物も検知可能です。

さらに事前に記憶させた場所から掃除をスタートできる「エリアメモリー機能」を搭載。これは「ダイレクトモード」と呼ばれており記憶させた場所まで直行して掃除を行います。したがって毎回掃除したい場所に本体を置く必要がありません。

クリーニングシステム

「RULO MC-RS1」の掃除システムは、2本の「サイドブラシ」でゴミを集めて底面の「回転ブラシ」でかき上げながら吸引する「サイドブラシ+床ブラシ(1種類)+吸引」タイプです。

回転ブラシはV型の「V字ブラシ」となっており、集めたゴミを効率よく幅18センチの吸込口に送ります。さらにブラシ1本1本が床面に2点で接触する「Y字ブラシ」を採用。かき上げ能力と拭き掃除効果を高めています。

回転ブラシの側には「マイナスイオンプレート」を備えており、フローリング表面のホコリを引き剥がしてツルツルに仕上げる「フローリングまでふき掃除」機能を実現しています。

その他の機能・性能

タイマー予約は「予約(1~9時間後に掃除開始)」「毎日(毎日同じ時間に掃除開始)」の2種類が選べます。

バッテリーには充電式の「リチウムイオン電池(DC14.4V)」を採用。約1500回の充放電が可能な長寿命タイプです。

交換用のバッテリー(AMV97V-JS)は税別13,000円です。またサイドブラシは左用(AMV87T-JS0V)と右用(AMV91T-JS0V)があり各税別1,200円で販売されています。

さらに付属のリモコンで「スタート」「ストップ」「ホーム」「スポット」「念入り」「エリアメモリー(2ルート設定可能)」等のリモコン操作が可能です。

感想・評価

パナソニック初のロボット掃除機となる「RULO MC-RS1」は、外見は個性的ですが中身は至ってオーソドックスな製品だと感じました。

おそらくアルゴリズムはルンバと同系統のランダム性の強いタイプであり、カメラ等で位置を把握して「地図化(マッピング)」を行うタイプよりも環境への対応力が高いと思われます。

興味深いのは同社が販売する掃除機で好評だった機能を取り込んでいることです。たとえば「ハウスダスト発見センサー」「Y字ブラシ」「フローリングまでふき掃除」は、いずれもパナソニック製のサイクロン掃除機などで採用されています。

ただし「アイロボット ルンバ」のバーチャルウォールに該当する「仮想フェンス発生装置」が発表されていないのは気になる所です。

いずれ追加で発売されるのかもしれませんが、部屋の中に掃除してほしくない場所がある場合、ユーザーが自分で工夫して進入を防ぐ必要がありそうですね。

また見逃せない弱点としてダストボックスの集塵容積が「0.1リットル」と非常に少ないこと挙げられます(ルンバは約0.6リットル)。この容量だと毎回掃除をさせたあとにゴミ捨てをしたほうが良いでしょう。

ちなみにパナソニックは、1993年に羽田空港ターミナル向けの業務用ロボット掃除機を開発しています。また2000年代にもルンバ型の家庭向けロボット掃除機を試作していたそうです。しかし発売には至っていません。

さらにルーロのデザインを三角形に決めたのは3年前だそうで、ルンバに代表される家庭向けロボット掃除機市場の拡大を受けて本格的に開発をスタートしたというのが実情のようです。

3月発売の商品をこのタイミング(2015年1月)で発表したのは、まもなく登場する「ダイソン 360 Eye」を意識しているのだと思います(ちなみにダイソン360Eyeの発売は2015年内に延期されました)

「ダイソン 360 Eye」の実力は定かではありませんが、本格的なサイクロン機構を備えておりインパクトが大きいので、パナソニックは「RULO MC-RS1」のセールスポイントを周知させる努力が必要でしょう。

主要機能一覧

※メーカーにより機能の名称は異なります。
※機能の詳しい解説は「お掃除ロボットの主な機能について」をご覧下さい。

人工知能ゴミ検知機能
サイドブラシ拭き掃除機能
床ブラシ自動充電機能
バキューム機能スケジュール機能
衝突防止機能バーチャルウォール機能×
落下防止機能ライトハウス機能×
からまり防止機能×リモコン操作機能

製品仕様

発売年月2015年3月
メーカーパナソニック
型番 MC-RS1-W(ホワイト)
MC-RS1-K(ブラック)
JANコードMC-RS1-W:4549077383860
MC-RS1-K:4549077383853
本体寸法幅33センチ*奥行き32.5センチ*高さ9.2センチ
本体質量3.0キロ
電源入力:AC100V 50Hz-60Hz
出力:DC20.5V 1.3A
バッテリー種類 リチウムイオン電池 DC14.4V
バッテリー容量-
バッテリー寿命繰り返し充放電 約1500回
充電時間3時間
消費電力充電中:約33W
本体を外した時:約0.6W
稼働時間約60分(自動モード時)
掃除面積約30畳
運転音-
乗り越え能力約2センチ
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