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《ロボットが部屋の情報を集める大事な“触角”》

お掃除ロボットには複数の「センサー(Sensor)」が搭載されています。

ロボット掃除機は、センサーから得た情報で室内の状況や現在位置を把握し、人工知能で行動を決定することにより効率よく掃除を行なっています。一般的に高価なロボットクリーナーほど、高性能なセンサーを数多く搭載しています。

→ お掃除ロボットの人工知能とアルゴリズム

自動掃除機に最も多く利用されるのは「赤外線センサー」です。赤外線センサーは、光を照射して反射する赤外線の強さを計測します。反射する光が強ければ「近い」、弱ければ「遠い」と判断し、壁や障害物との距離を検知しています。赤外線には「白い物は反射しやすく黒い物は反射しにくい」「透明な物は透過する」という特性があります。

自走式掃除機に搭載される代表的なセンサーは以下となっています。

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目次

障害物センサー

障害物との距離を測るセンサーです。本体の前面にあり、照射した赤外線や超音波の反射を計測しています。

接触センサー

障害物センサーで判断できなかった物に接触して検知するセンサーです。前面のバンパーに搭載されるため「バンパーセンサー」とも呼ばれます。

壁センサー

壁との距離を測るセンサーです。サイドブラシで壁際を掃除する際に利用されます。

段差センサー

床面との距離を測るセンサーです。本体の下面にあり、階段・玄関からの落下を防止します。

走行距離センサー

走行した距離を計測するセンサーです。車輪にあり、掃除した場所を判断するために利用されます。

加速度センサー

本体の速度を計測するセンサーです。車輪のスリップを検知し、走行距離の誤差を補正します。

ジャイロセンサー

本体の角度を計測するセンサーです。これにより回転角度を認識して現在位置を把握しています。

CCDカメラセンサー

マッピング処理を行うロボット掃除機に搭載されるセンサーです。室内の天井や壁を撮影して現在位置を確認し掃除した場所を判断します。

ゴミセンサー

床のゴミを認識するセンサーです。ピエゾセンサー、光センサーが利用されます。

過負荷センサー

サイドブラシ、床ブラシ、車輪の回転異常をチェックするセンサーです。

自動停止センサー

本体を持ち上げると自動で運転を停止するセンサーです。

バッテリーセンサー

バッテリーの状態、充電中の温度をチェックするセンサーです。

バーチャルウォールセンサー

バーチャルウォールの仮想壁を検知するセンサーです。

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