ロボット掃除機比較ガイド ロゴ画像
サイト内検索:
LG メーカー タイトル画像

LG メーカー タイトル画像

《図書館並に静かなカメラ内蔵お掃除ロボット》

「LGエレクトロニクス ホームボット2.0 VR6170LVM(LG HOM-BOT2.0 VR6170LVM)」は、韓国の総合家電メーカー「LG電子」の日本法人「LGエレクトロニクス・ジャパン」が販売するロボット掃除機です。

トップクラスの静音設計、クリーンな排気、カメラで現在位置を把握する掃除効率の良さが特長。後継機種となる「VR6140LVM」が発売されています。

「ホームボット2.0 VR6170LVM」の実売価格は50,000円前後です。

スポンサーリンク

目次

製品情報


LGエレクトロニクス ロボット掃除機【掃除機】HOM-BOT(ホームボット) 2.0 VR6170LVM

「HOM-BOT2.0(ホームボット2.0)」は、優れた工業製品に贈られる世界最大級のデザイン賞「レッドドット・デザイン賞」を受賞したスタイリッシュなデザイン、上部と下部に搭載されたカメラセンサーが大きな特徴です。韓国とアメリカ・ヨーロッパ市場で先行発売され好評を得ているそうです(韓国での製品名は“Roboking”) 

性能面では「静音性」と「リチウムイオンバッテリーの採用」を大きくアピールしています。「ホームボット2.0」の最大の特徴は低振動ファンを採用した低音設計で、メーカー発表によると“図書館並み”の約48dbと発表されています。またリチウムイオン電池の採用によりバッテリーの寿命が長く、結果としてランニングコストが抑えられています。

「HEPAフィルター」の採用も注目ポイントです。HEPAとは「High Efficiency Particulate Air Filter」の略で、目に見えない非常に微細なホコリもキャッチできることから空気清浄機などにも採用されています。この他にカメラセンサーを2個搭載することで短時間で効率の良い掃除する点など、同じ韓国の家電メーカー「サムスン(Samsung)」が東芝へのOEM提供という形で日本市場に投入した「スマーボ」のライバル的な存在と言えるでしょう。

「ホームボット2.0」本体とバッテリーの他に、ホームステーション、ダストボックスフィルター(予備用)、畳専用ブラシカバー、マイクロファイバークロスプレート、マイクロファイバークロス2枚、フィルター掃除用ブラシ、リモコン、リモコン用乾電池(単4電池2本)が付属します。

ちなみに、海外仕様の「HOM-BOT」はスマートフォン連携の機能を搭載しているようですが、日本仕様の「HOM-BOT 2.0(ホームボット) VR6170LVM」には搭載されていません。今後のアップデートによる機能追加を期待したいところです。

レビュー・評価

長所

「ホームボット2.0」には「音が静か」「家具や壁にぶつかりにくい」「バッテリーの寿命が長い」といった特長があります。

「ホームボット2.0」は「マッピング(Mapping)」を行うロボット掃除機です。マッピングとは“地図作成”という意味で、ホームボットの場合は上部と下部のカメラで天井と床を撮影し、現在位置を把握するための地図を作成します。これにより通過した場所をチェックして、同じ場所を何度も通ることなく最短ルートで掃除が完了します。また下部のカメラは位置の確認と同時にゴミの検出も行えるそうです。

掃除中の騒音については、日本国内で入手できる自動掃除機の中で、最も運転音が静かな製品だと思います。同じように静音をアピールしている東芝スマーボの運転音は約52dBですから、「ホームボット2.0」の約48dbがいかに静かであることが分かると思います。

「ホームボット2.0」は「障害物感知センサー」と「加速度センサー」を搭載しており、家具、イスの脚、壁、ペットなどを感知すると、自動的にスピードを落として衝突を防ぎます。

ホームボットのバッテリーに使用されるリチウムイオン電池は、継ぎ足し充電に強く消耗しにくいので、ルンバなどが採用するニッケル水素電池と比べるとコスト面で有利です。メーカーは、3時間の充電で70分稼働させた場合、ニッケル水素電池の約300回に対して、リチウムイオンバッテリーは約500回充電可能だと発表しています。

短所

「HOM-BOT2.0」には、ルンバやスマーボに搭載される「バーチャルウォール機能」がありません。このため室内に掃除させたくない場所がある場合は、何らかの方法で事前に塞いでおく必要があります。

また「ホームボット2.0」のタイマー予約機能は、1時間単位で12時間後までしか設定できません。一方、ルンバのスケジュール機能は、15分単位で1日1回最大1週間分を設定可能です。このためホームボットのタイマー予約機能が大変不便に感じられます。これについては今後の改良を期待したいところです。

フィルター、バッテリー等の消耗品も、価格や入手方法が現時点では明確になっていません。リチウムイオン電池の採用でバッテリー寿命が伸びているとはいえ、バッテリー自体の価格が高ければ利用コストが上がってしまうため、この点については正式に発表してほしいところです。

ルンバ780との比較

「ホームボット2.0」は、「ルンバ780」と比べて掃除中の「音」が静かです。赤ちゃんやペットがいる環境で、ロボット掃除機を使いたい場合におすすめできる製品だと思います。また継ぎ足し充電を繰り返しても劣化しにくいリチウムイオン電池が採用されているので、「ルンバ780」と比べて長期間使った時のコストが有利です。

さらに障害物感知センサーと加速度センサーのおかげで、壁や家具に衝突する回数が「ルンバ780」より少ないのも特長です。しかし「HOM-BOT2.0」は同じ場所を一度しか通過しない仕様なので、掃除時間が短い分、同じ場所を平均4回通過する「ルンバ780」の方がゴミがよく取れます。バッテリー、フィルターなどの消耗品が手に入りにくい点も「ホームボット2.0」の欠点です。

※雑誌「GetNavi」による「ホームボット2.0」の走行ルート動画です。直線的な動きがよくわかります。

主要機能一覧

※メーカーにより機能の名称は異なります。
※機能の詳しい解説は「お掃除ロボットの主な機能について」をご覧下さい。

人工知能 ゴミ検知機能
サイドブラシ 拭き掃除機能
床ブラシ 自動充電機能
バキューム機能 スケジュール機能
衝突防止機能 バーチャルウォール機能 ×
落下防止機能 ライトハウス機能 ×
からまり防止機能 × リモコン操作機能

製品仕様

発売年月 2012年3月
メーカー LGエレクトロニクス
型番 VR6170LVM(レッド)
本体寸法 幅36センチx奥行き36センチx高さ9センチ
本体質量 約3.2キロ
電源 IN:AC100V 50Hz/60Hz OUT:17.1VDC 1.1A
バッテリー種類 充電式リチウムイオン電池
バッテリー容量 14.8V、1,900mAh
バッテリー寿命 約2年(約500回充電可能)
充電時間 約3時間
消費電力 23W
稼働時間 最大100分
掃除面積
運転音 約48dB
集塵容積 0.4リットル
フィルター HEPAフィルター
乗り越え能力 約1センチ

スポンサーリンク

error: Content is protected !!