「アイロボット ルンバ622」は、アイロボット社が開発したロボット掃除機「ルンバ600」シリーズの中位機種です。バッテリー寿命が約3年になった「XLifeバッテリー」を搭載しており「リモコン」「交換用フィルター」「交換用エッジクリーニングブラシ」の3点が付属します。
「アイロボット ルンバ622」の実売価格は40,000円前後です。
製品情報
【国内正規品】 iRobot ロボット掃除機 ルンバ 622 ホワイト
「アイロボット ルンバ622」は、ロボット掃除機「ルンバ」の入門機となる「600シリーズ」のスタンダードモデルです。米国アイロボット社が開発・製造を担当。日本総代理店のセールス・オンデマンド社が「国内正規品」を販売しています。
従来品の600シリーズは「ルンバ630」と「ルンバ620」の2機種でしたが、「ルンバ620」の販売終了に伴いラインナップは「ルンバ630」「ルンバ622」「ルンバ621」の3機種となっています。
国内正規品ルンバ600シリーズの違いを一覧表にしたのでご参考ください(2014年9月時点)
製品名称 | ルンバ622 | ルンバ621 | ルンバ630 | ルンバ620(販売終了) |
---|---|---|---|---|
フェイスプレートカラー | ホワイト | ホワイト | グレー | ホワイト |
バッテリー種類 | XLifeバッテリー | XLifeバッテリー | 旧型バッテリー | 旧型バッテリー |
バッテリー寿命 | 約3年 | 約3年 | 約1年半 | 約1年半 |
自動充電機能 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
スケジュール機能 | × | × | × | × |
ホームベース | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
ACアダプター | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
バーチャルウォール | オートバーチャルウォール | オートバーチャルウォール | バーチャルウォール(2個) | バーチャルウォール |
お手入れカッター | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
リモナビ(リモコン) | ◯ | × | ◯ | ◯ |
クッションラバー | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
交換用フィルター | ◯ | × | ◯ | × |
交換用エッジクリーニングブラシ | ◯ | × | × | × |
乾電池 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
アイロボットストア価格(税別) | 49,000円 | 46,000円 | 52,191円 | 47,429円 |
それぞれの違いは搭載する「バッテリー」と「付属品」です。掃除機能・性能は4機種共通なので違いはありません。
「ルンバ622」と下位機種「アイロボット ルンバ621」の違いは「リモコン」「交換用フィルター」「交換用エッジクリーニングブラシ」の有無です。「ルンバ622」には全てが同梱されており、代わりに価格が3,000円高く設定されています。
リモコン(リモナビ)は、ルンバを遠くから操作できる付属品です。具体的には「電源オン・オフ」「掃除開始・終了」「ホームベースに戻して充電」「ルンバの手動操縦」が可能になります。これらの機能は必ず必要とは言えませんが、腰をかがめるのが苦手な人や毎回本体のボタンを押したくない人に重宝されているそうです。
フィルターとエッジクリーニングブラシは消耗部品なので定期的に交換する必要があります。フィルターが汚れると吸引力が低下するので早めの交換をおすすめします。しかしエッジクリーニングブラシについては意外と丈夫な部品なので、磨耗や破損しない限り交換する必要はないでしょう。
「ルンバ622」と上位機種「アイロボット ルンバ630」の違いは「フェイスプレートカラー」「バッテリー」「バーチャルウォール」「付属品」です。
フェイスプレートカラーは「ルンバ622」がホワイト、「ルンバ630」がグレーを採用しています。
最も大きな違いは搭載するバッテリーです。新ルンバ600シリーズには、新型の「XLife(エックスライフ)バッテリー」が付属しています。このバッテリーは上級機種の「ルンバ800シリーズ(880/871/870)」に搭載されているものと同じであり、旧型バッテリーの寿命は約1年半でしたが、XLifeバッテリーは約3年になり2倍に伸びています。
ルンバの掃除範囲を制限するバーチャルウォールは「オートバーチャルウォール」に変更されています。
従来のバーチャルウォールは電源を入れて2時間後に自動的に電源オフになる仕様でした(電池の消耗を抑えるため)。一方オートバーチャルウォールは、スケジュール機能を利用する際に仮想フェンスが途切れないよう、2時間後に電源が切れる機能を廃止しています。従って電源を入れると常に赤外線を照射する形になりますが、従来品より電池の消耗を抑える工夫がされているそうです。
ルンバ600シリーズにはスケジュール機能がないので、どのような理由でオートバーチャルウォールが採用されたのかは不明ですが、省電力化により自動電源オフ機能が不要と判断したのか単なるコストダウンなのかもしれません。
付属品については「ルンバ622」のみに「交換用エッジクリーニングブラシ」が同梱されています。
新ルンバ600シリーズ(622/621)とルンバ800シリーズ・ルンバ700シリーズの主な違いは「掃除システム」「スケジュール機能」となります。
ルンバ800シリーズには「エアロフォースクリーニングシステム」、ルンバ700シリーズには「NEW3段階クリーニングシステム」が搭載されています。それぞれの詳しい解説は省きますが、「回転ブラシ」と「吸込口」が一体化されており「ゴミをかきこみながら吸引する」のが特徴です。
一方でルンバ600シリーズの掃除システムは旧型の「3段階クリーニングシステム」となっています。これは回転ブラシと吸込口が別々になっていて、大きなゴミは回転ブラシでかきこみ、取り切れなかった微細なホコリやダニの死がいは「密着ワイパー型吸引口」から吸い取る仕組みとなっています。
フローリングにおける掃除性能はそれほど違いがありませんが、絨毯やカーペットについてはゴム製のワイパー型吸引口が床に密着しないので、「エアロフォースクリーニングシステム」「NEW3段階クリーニングシステム」に比べると吸引力が劣っています。またワイパー型吸引口は段差に引っ掛かりやすいので、乗り越え性能にも影響があると思われます。
さらにルンバ800シリーズ・ルンバ700シリーズに標準搭載されている「スケジュール機能」がルンバ600シリーズにはありません。
スケジュール機能とは指定した時間に自動で掃除をさせる予約機能です。スケジュール機能を搭載する機種では、曜日ごとに1日1回、15分単位で掃除開始時間を設定できるのですが、ルンバ600シリーズにはこの機能がないので、外出中や就寝中に掃除させることはできません(出かける前や寝る前にスタートボタンを押す必要があります)
主要機能一覧
※メーカーにより機能の名称は異なります。
※機能の詳しい解説は「お掃除ロボットの主な機能について」をご覧下さい。
人工知能 | ◯ | ゴミ検知機能 | ◯ |
---|---|---|---|
サイドブラシ | ◯ | 拭き掃除機能 | × |
床ブラシ | ◯ | 自動充電機能 | ◯ |
バキューム機能 | ◯ | スケジュール機能 | × |
衝突防止機能 | ◯ | バーチャルウォール機能 | ◯ |
落下防止機能 | ◯ | ライトハウス機能 | × |
からまり防止機能 | ◯ | リモコン操作機能 | ◯ |
製品仕様
発売年月 | 2014年9月 |
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メーカー | アイロボット |
型番 | R622060(ホワイト) |
JANコード | 0885155007728 |
本体寸法 | 幅34センチ*奥行き34センチ*高さ9.2センチ |
本体質量 | 約3.7キロ(バッテリー含む) |
電源 | – |
バッテリー種類 | 充電式ニッケル水素電池 |
バッテリー容量 | – |
バッテリー寿命 | 約3年 |
充電時間 | 約3時間 |
消費電力 | 充電時:33W |
稼働時間 | CLEAN(通常清掃)モード使用時:最大60分 バッテリー稼動可能時間:最大90~120分 |
掃除面積 | 最大25畳 |
運転音 | – |
集塵容積 | 0.23リットル |
フィルター | – |
乗り越え能力 | 約2センチ |