「ミント 4200 オートマティックフロアクリーナー(Mint 4200 Automatic Floor Cleaner)」は、アメリカのロボットベンチャー企業Evolution Roboticsが開発、iRobot Corporationが販売する拭き掃除ロボットです。日本未発売の製品ですが、一部のショップで並行輸入品が販売されているようです。
「ミント 4200 オートマティックフロアクリーナー」の実売価格は30,000円前後です。
目次
製品情報
(フローリングお掃除ロボット)Mint [ミント] オートマティック フロアクリーナー/専用マイクロファイバーパット3枚付き
「ミント 4200 オートマティックフロアクリーナー」は、独自のナビゲーション技術を搭載したフローリング専用の拭き掃除ロボットです。専用マイクロファイバーパッドを使用することにより、乾拭き・水拭きの両方に対応しています(市販の使い捨てクロスも使用可能です)
つい最近まで、テレビショッピングの「ショップジャパン」ブランドで有名な株式会社オークローンマーケティングが正規輸入販売元となっていましたが、開発元のEvolution RoboticsがiRobotに買収されたため、日本への正規輸入は終了した模様です。
最大の特長は、Evolution Roboticsが開発した独自の位置検出システム「NorthStar」です。掃除をしたい部屋に「ナビゲーションキューブ」と呼ばれる誘導装置を設置すると、「ミント 4200 オートマティックフロアクリーナー」が電波信号を送受信しながら現在位置を把握します。これにより拭き残しが少なくなり、掃除効率が上がる仕組みとなっています。
「ミント 4200 オートマティックフロアクリーナー」本体と、ニッケル水素充電池(1500mAh)、充電アダプター、ノーススター・ナビゲーションキューブ(単2形乾電池x2)、マイクロファイバークロス(乾拭き用)x2、マイクロファイバークロス(水拭き用)x1が付属します。
レビュー・評価
長所
ルンバの模倣品のようなロボット掃除機が多い中で「ミント 4200 オートマティックフロアクリーナー」のデザインは秀逸だと思います。まるでAppleや任天堂の製品を連想させる独特な美意識が感じられます。またブラシでゴミを集めて吸引するロボット掃除機と比べて運転音が非常に静かです。拭き取り式のため排気が一切なく空気が汚れにくいのも美点です。
短所
「ミント 4200 オートマティックフロアクリーナー」は、拭き掃除ロボットという性質上フローリング専用となっています。畳やじゅうたん・カーペットなどの床では使用できないので注意が必要です。またサイドブラシが搭載されていないので部屋の隅や壁際の掃除は苦手です。さらにスケジュール機能がありません。これでは静かに拭き掃除できる利点を活かせない様に思います。せめてスケジュール機能だけは搭載してほしいところです。
主要機能一覧
※メーカーにより機能の名称は異なります。
※機能の詳しい解説は「お掃除ロボットの主な機能について」をご覧下さい。
人工知能 | ◯ | ゴミ検知機能 | × |
---|---|---|---|
サイドブラシ | × | 拭き掃除機能 | ◯ |
床ブラシ | × | 自動充電機能 | × |
バキューム機能 | × | スケジュール機能 | × |
衝突防止機能 | × | バーチャルウォール機能 | × |
落下防止機能 | ◯ | ライトハウス機能 | × |
からまり防止機能 | × | リモコン操作機能 | × |
製品仕様
発売年月 | 2010年 |
---|---|
メーカー | iRobot Corporation(Evolution Robotics) |
型番 | 4200 |
本体寸法 | 幅24.4センチx奥行き22センチx高さ7.9センチ |
本体質量 | 約1.8キロ |
電源 | – |
バッテリー種類 | 充電式ニッケル水素電池(Ni-MH) |
バッテリー容量 | 1,500mAh |
バッテリー寿命 | – |
充電時間 | – |
消費電力 | – |
稼働時間 | 約3時間(乾拭き) 約2時間(水拭き) |
掃除面積 | 約74平方メートル(約46畳) |
運転音 | – |
集塵容積 | – |
フィルター | – |
乗り越え能力 | – |