「ツカモトエイム エコモ ロボットクリーナー AIM-RC01(Tsukamoto Aim ecomo robo AIM-RC01)」は、ツカモトエイム株式会社が販売するロボット掃除機です。軽量・コンパクトなボディ、左右2つのサイドブラシ、パステルカラーのカラーバリエーションが特長です。
「エコモ ロボットクリーナー AIM-RC01」の販売価格は税込14,800円です。
目次
製品情報
ツカモトエイム ecomo ロボットクリーナー robo (アナベルグリーン) AIM-RC01-GR
「エコモロボ AIM-RC01」は、ツカモトエイムが展開するお掃除ロボット「ロボットクリーナーシリーズ(AIM-ROBO1・AIM-ROBO2・AIM-ROBO3)」の最新モデルです。直径27センチ、高さ7.6センチ、約1.5キロのコンパクトなボディが特長。本体カラーは、アクアブルー、シャンパンゴールド、シェルピンク、アナベルグリーンの4種類から選べます。
初代「ロボットクリーナー AIM-ROBO1」の後継機種となる製品であり、テレビショッピングやイオンなどの量販店でも取扱いがあるようです。
「エコモ ロボットクリーナー AIM-RC01」の掃除システムは、左右2つの回転ブラシでゴミをかき集めて、底面中央の吸込口から吸引する一般的な方式です。掃除のアルゴリズムは「らせん走行・壁沿い走行・ランダム走行・バンパー走行」の4種類を自動選択する「パターン型」となっています。部屋の広さに合わせて掃除モードを「ecoモード(約30分)」と「fullモード(約60分)」から選択可能です。
前面の「バンパー(高感度ショックセンサー)」が、壁や家具に接触すると自動で方向転換します。また底面に3個の「赤外線センサー(落下防止センサー)」を搭載し、段差を検知して落下を防止します。ダストボックスはボタン1つで取り出し可能。ゴミが満タンになるとランプが点灯します。
「エコモロボ」本体とバッテリーの他に、充電器、回転ブラシ×2、フィルター×2、ダストボックスカバー、ダストボックスが付属します。
ちなみにニトリのPB商品「ロボットクリーナー AIM-RC07(N)」は、「AIM-RC01 ecomo robo」と底面のレイアウトが一緒です。回転ブラシ・吸入口・ホイール・感度調節ボタンの位置も同じなので、同じ海外メーカー(台湾等)で生産されたOEM製品だと予想されます。
レビュー・評価
長所
「ecomo robo AIM-RC01」の大きな特徴は、前面に回転ブラシが2個搭載されたことです(Wブラシ)。これによりゴミをかき集める能力がアップしたと考えられます。またバッテリー容量が従来品から大幅に増えたため運転時間が伸びています。結果として長時間掃除ができるので、掃除性能は向上しているといえるでしょう。
直径27センチのボディはコンパクトで、同じロボットクリーナーシリーズの「AIM-ROBO1(約28センチ)」「AIM-ROBO3(約30センチ)」よりも小型化されています。カラーも無味乾燥な白いボディからメタリックな質感のパステルカラーに変化しました。これによりインテリアや好みに合わせて色を選べるようになったのはうれしい変更点です。
短所
「床ブラシ」がないという弱点は「エコモ ロボットクリーナー AIM-RC01」でも改善されていません。回転ブラシだけの場合、表面のゴミをかき集めることはできますが、じゅうたんやカーペットの奥に入り込んだ細かいゴミをかき取ることがうまくできません。あくまで「ecomo robo AIM-RC01」はフローリングで使うことを前提として購入した方が良いと思います。
またオート充電機能、オートタイマー運転、ドライシートによる拭き掃除、リモコン操作などロボット掃除機の定番機能も省略されています。
ロボットクリーナーミニ AIM-ROBO2との比較
同じツカモトエイムの「ロボットクリーナーミニ AIM-ROBO2」と比較するとエコモのほうが掃除性能は若干向上していますが、AIM-ROBO2は値段が安くサイズもコンパクトです。価格差を考慮すると現時点ではAIM-ROBO2の方がお得に感じられると思います。
- 回転ブラシの数はエコモの方が多い ◯
- 掃除パターンはエコモの方が多い ◯
- 運転時間はエコモの方が長い ◯
- ダストボックス容量はエコモの方が多い ◯
- サイズはAIM-ROBO2の方が小さい ×
- 重量はAIM-ROBO2の方が軽い ×
- 充電時間はAIM-ROBO2の方が短い ×
- 消費電力はAIM-ROBO2の方が少ない ×
- 実売価格はAIM-ROBO2の方が安い ×
ロボットクリーナーデラックス AIM-ROBO3との比較
同じツカモトエイムの「ロボットクリーナーデラックス AIM-ROBO3」と比較してみると、エコモのほうが軽くコンパクトで見た目も華やかです。しかし「AIM-ROBO3」には、自動充電機能、スケジュール予約機能、拭き掃除機能、リモコン操作などの機能があり、実売価格もエコモより若干安くなっています。現時点では「AIM-ROBO3」のほうが機能が充実しておりお買い得感があると思います。
- 回転ブラシ・掃除パターンの数は同じ
- 運転時間はどちらも同じ
- サイズはエコモの方が小さい ◯
- 重量はエコモの方が軽い ◯
- 充電時間はエコモの方が短い ◯
- 消費電力はエコモの方が少ない ◯
- 機能はAIM-ROBO3の方が多い ×
- ダストボックス容量はAIM-ROBO3の方が多い ×
- 付属品はAIM-ROBO3の方が多い ×
- 実売価格はAIM-ROBO3の方が安い ×
ラクリート CZ-860との比較
機能・サイズ・価格帯が近い「ラクリート CZ-860」との比較は以下のとおりです。個人的には「ラクリート CZ-860」のほうがデザインがスタイリッシュだと思います。とくに本体を立てた状態で充電できる充電スタンドは秀逸です。
- サイズ・重量・機能はほぼ同じ
- 掃除パターンはエコモの方が多い ◯
- バッテリーはエコモの方が高性能 ◯
- 運転時間はエコモの方長い ◯
- 充電時間はラクリートの方が短い ×
- 実売価格はラクリートの方が安い ×
ルンバ620との比較
「ルンバ620」と「ロボットクリーナー エコモ」の価格差は約3万円です。これほど値段に差があると、どちらを選ぶべきか迷ってしまう方もおられると思いますが、当然ながら価格に比例して機能・性能にも大きな違いがあります。
まずルンバとエコモは「頭の良さ」が違います。ルンバはセンサーで集めた情報を人工知能で分析して、最適な掃除パターンを実行する高度なアルゴリズムが搭載されています。一方エコモは4種類の掃除パターンを単純に繰り返すだけとなっています。
もう一つの違いは床面のゴミをかき取る「床ブラシ」です。ルンバには2種類の床ブラシが搭載されており、じゅうたん・カーペット・畳・フローリングなどの材質によって使い分けています。しかしエコモには「床ブラシ」自体が搭載されていません。そのため床面のゴミは吸引するだけとなり、奥に入り込んだゴミを集めるのは苦手としています。
率直に言えば掃除機としての性能はルンバの方が圧倒的に優れています。しかしエコモにも有利な部分はあります。たとえばエコモはルンバより小さく軽いので、狭い場所に入りやすく持ち運びも便利だと思います。高さも低いのでソファーやベッドの下なども掃除しやすいでしょう。充電時の消費電力もエコモのほうが少なくなっています。
主要機能一覧
※メーカーにより機能の名称は異なります。
※機能の詳しい解説は「お掃除ロボットの主な機能について」をご覧下さい。
人工知能 | × | ゴミ検知機能 | × |
---|---|---|---|
サイドブラシ | ◯ | 拭き掃除機能 | × |
床ブラシ | × | 自動充電機能 | × |
バキューム機能 | ◯ | スケジュール機能 | × |
衝突防止機能 | × | バーチャルウォール機能 | × |
落下防止機能 | ◯ | ライトハウス機能 | × |
からまり防止機能 | × | リモコン操作機能 | × |
製品仕様
発売年月 | 2012年10月 |
---|---|
メーカー | ツカモトエイム |
型番 | AIM-RC01(CG) シャンパンゴールド AIM-RC01(GR) アナベルグリーン AIM-RC01(PK) シェルピンク AIM-RC01(BL) アクアブルー |
本体寸法 | 幅27センチx奥行き27センチx高さ7.6センチ |
本体質量 | 約1.5キロ |
電源 | IN:AC100-240V 50/60Hz 30VA OUT:DC22V 600mA |
バッテリー種類 | ニッケル水素電池 |
バッテリー容量 | 1,200mAh |
バッテリー寿命 | 約1年 |
充電時間 | 約5時間 |
消費電力 | 17W |
稼働時間 | 約1時間 |
掃除面積 | – |
運転音 | 65dB以下 |
集塵容積 | 183ミリリットル |
フィルター | – |
乗り越え能力 | – |