「アイロボット ルンバ625 R625060 ジャパネットたかたモデル」はジャパネットたかたが販売するロボット掃除機です。
ルンバ600シリーズをベースにスケジュール機能やリモコン等の付属品を省略して掃除機能に特化したジャパネットオリジナルモデルです。
後継機種は「アイロボット ルンバ626 R626060 ジャパネットたかたモデル」です(2016年10月発売)
目次
製品情報
ロボット掃除機 ルンバ R625060
「アイロボット ルンバ625 R625060 ジャパネットたかたモデル」は、米iRobot社がテレビ通販大手の「株式会社ジャパネットたかた(本社:長崎県佐世保市)」向けに製造するロボットクリーナーです。
ジャパネットたかただけで購入できるジャパネットオリジナル商品。ルンバ600シリーズをベースに開発されておりオプション機能や付属品を最小限に抑えて掃除機能に特化しているのが特長です。
本体カラーは「ブラック」の1種類のみ。付属品は「バッテリー(本体に内蔵)、ホームベース、電源コード、バーチャルウォール、試用乾電池(単2形*2個)、お手入れカッター、取扱説明書、メーカー保証書」の合計8点です。
機能・性能
まだ詳しい仕様が発表されていないのですが現在判明しているスペックから推測すると、ルンバ600シリーズ(680/654/622)をベースにしていると思われます。
詳細につきましては公表され次第、情報を追加する予定です。
掃除のアルゴリズム
掃除のアルゴリズムはルンバ600シリーズと同様に高速応答プロセス「iAdapt(アイアダプト)」を搭載しています。これは部屋の様々な状況に合せてルンバが自ら考え行動するためにアイロボット社が開発したロボットテクノロジーです。
具体的には以下の様な流れで状況を判断しながら掃除に必要な動作を選択しています。
- 数十のセンサーで部屋の情報を詳しく収集
- 人工知能が毎秒60回以上の状況判断を実行
- 40以上の行動パターンから最適な動作を選択・実行
クリーニングシステム
こちらもアルゴリズムと同じくルンバ600シリーズと共通の「3段階クリーニングシステム」を搭載しています。
具体的には以下の様な流れでゴミを集めてかきこみながら吸い取ります。
- エッジクリーニングブラシ(サイドブラシ)が壁際や角のゴミをかきだします。
- 中央で回転する2本のブラシ(床ブラシ)がゴミやペットの毛などをかきこみます。
- チリ、ホコリ、毛や微細なハウスダストなどを吸引します。
スケジュール機能
ルンバ625には「スケジュール機能」がありません。したがってタイマーのように時間を予約して掃除させることはできません。
外出中に掃除してもらうには、出かける直前にルンバ625本体のクリーンボタンを押して掃除をスタートさせておくと、掃除終了後に自動でホームベースに戻って充電します。
フィルター
ルンバ625が採用するフィルターの種類は「AeroVacフィルター 20911」です。
ルンバのフィルターには「ダストカットフィルター(新型)」「ダストカットフィルター(旧型)」「AeroVacフィルター(青色)」「フィルター(黄色)」の4種類があります。
ダストカットフィルター(新型)は上級モデルのルンバ900/800シリーズに対応します。ダストカットフィルター(旧型)はルンバ700シリーズに対応しています。
AeroVacフィルターはルンバ680/654/631に対応する青色のフィルターで吸引力がアップしておりゴミも捨てやすくなっています。
黄色のフィルターは古いルンバ600/500シリーズで使われるフィルターで薄い不織布のようなシンプルな構造です。
バッテリー
ルンバ625に付属するバッテリーの種類は「XLifeバッテリー 4419696」 です。
ルンバのバッテリーには「iRobot Li-ion リチウムイオンバッテリー」「XLifeバッテリー」「ニッケル水素バッテリー」があります。
リチウムイオンバッテリーは上位モデルに付属する最新型でXLifeバッテリーの約2倍の寿命があります。具体的には週4回1日60分使用した場合、約6年間使い続けられるそうです。
XLifeバッテリーは改良されたニッケル水素電池(Ni-MH)で寿命は約2~3年です。またニッケル水素バッテリーの寿命は約1~1年半とされています。
バーチャルウォール
ルンバ625に付属する「バーチャルウォール(仮想フェンス発生装置)」の種類はルンバ624/623/622と共通の「オートバーチャルウォール」となっています。
ちなみに旧型の「バーチャルウォール」と「オートバーチャルウォール」の違いは自動電源オフ機能の有無となります。
旧型のバーチャルウォールには電源を入れると約2時間後に自動で電源オフになる機能があったのですが、オートバーチャルウォールでは廃止されています。
ホームベース
ルンバ625に付属する「ホームベース」の種類は新型タイプとなっています。
旧型のホームベースには大きなACアダプターが付いていて邪魔だったのですが、新型のホームベースはACアダプターを内蔵しているのでコードがすっきりして場所をとりません。
付属品
ルンバ625の付属品は「バッテリー、ホームベース、電源コード、バーチャルウォール、乾電池(2個)、お手入れカッター、取扱説明書、メーカー保証書」となっています。
残念ながら交換用フィルター、交換用ブラシ(エッジクリーニングブラシ・メインブラシ・フレキシブルブラシ)、クッションラバー、リモナビ(リモコン)は付属しません。
ジャパネットチャレンジデーの税別29,800円は安いのか?
2016年9月19日(月)の敬老の日に「ジャパネットチャレンジデー」が開催され、当日限定でルンバ625が税別29,800円で販売されています。
通常価格は税別44,800円なので15,000円値引きとなるわけですが、他のルンバ600シリーズに比べて安いのか調べてみました。
「Amazon.co.jp」の価格をチェックしてみたところ、ルンバ600シリーズの販売価格は以下のとおりでした(2016年9月19日時点)
- ルンバ680 → 53,870円
- ルンバ654 → 47,380円
- ルンバ630 → 42,500円
- ルンバ622 → 37,800円
- ルンバ621 → 46,800円
- ルンバ620 → 37,611円
いちばん安いルンバ620でも3万円台後半なので税込32,184円のルンバ625はかなり安いことになります。もちろんスケジュール機能の有無や付属品の種類など細かい違いがあるので十分に比較された上で検討してみてくださいね。
感想・評価
こちらの「アイロボット ルンバ625 R625060」はジャパネットたかたオリジナルの限定商品です(他の通販サイトや家電量販店では購入できません)
スケジュール機能がなく付属品もオートバーチャルウォール1個と非常にシンプルなのですが、基本的な機能・性能は他のルンバ600シリーズと変わりません。
しかもフィルターは新型の「AeroVacフィルター」でバッテリーも寿命が長めの「XLifeバッテリー」です。従来品のルンバ630/624/623/622/621/620よりハイスペックなのでルンバ入門用として最適だと思います。
主要機能一覧
※メーカーにより機能の名称は異なります。
※機能の詳しい解説は「お掃除ロボットの主な機能について」をご覧下さい。
人工知能 | ◯ | ゴミ検知機能 | ◯ |
サイドブラシ | ◯ | 拭き掃除機能 | × |
床ブラシ | ◯ | 自動充電機能 | ◯ |
バキューム機能 | ◯ | スケジュール機能 | × |
衝突防止機能 | ◯ | バーチャルウォール機能 | ◯ |
落下防止機能 | ◯ | ライトハウス機能 | × |
からまり防止機能 | ◯ | リモコン操作機能 | × |
製品仕様
発売年月 | 2016年9月 |
メーカー | アイロボット |
型番 | R625060(ブラック) |
JANコード | - |
本体寸法 | 直径340*高さ92mm |
本体質量 | 約3.6kg(バッテリー含む) |
電源 | - |
バッテリー種類 | 充電式リチウムイオン電池 |
バッテリー容量 | - |
バッテリー寿命 | - |
充電時間 | 約3時間 |
消費電力 | 充電時:33W |
稼働時間 | 最大60分 |
掃除面積 | - |
運転音 | - |
乗り越え能力 | 約2センチ |