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《待望の“日本発”だがコンセプトに疑問》

シャープが、お掃除ロボット「COCOROBO(ココロボ)」2機種を2012年6月上旬に発売します。店頭予想価格はハイグレードモデル「ココロボ RX-V100」が13万円、音声認識とスマホ連携を省略したスタンダードモデル「ココロボ RX-V80」が9万円です。

→ ココロボ RX-V100(シャープ)の比較と評価
→ ココロボ RX-V80(シャープ)の比較と評価

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特長・セールスポイント

主な特長は以下となっています。

  • 音声認識機能を搭載(RX-V100のみ)
  • スマートフォンとの連携(RX-V100のみ)
  • プラズマクラスターを搭載。
  • 超音波センサーを採用。
  • リチウムイオン電池を採用。
  • HEPAフィルターを採用。

「RX-V100」と「RX-V80」の違いは、「音声認識の有無」、「無線LAN&カメラの有無」、「LEDライトの有無」、「対応言語の種類」、「本体カラー」、「価格」です。

本体サイズは直径34.6センチ×高さ9.6センチ。重さは3.3キロ(バッテリー含む)。充電時間は約4時間。最長運転時間は約1時間。

付属品はリモコン、充電台、クリーニングブラシ、交換用サイドブラシ1セット(2個)です。

ロボット家電「COCOROBO」製品サイト
ニュースリリース「ロボット家電「COCOROBO」を発売」
ロボット家電「COCOROBO」発表会レポート(2012年5月8日)

感想・評価

ココロボについての個人的な印象は「(良くも悪くも)日本的なロボット掃除機」です。

AIBO(アイボ)」や「PARO(パロ)」のような愛玩ロボットとしての側面を強く打ち出しているのは、主に高齢者をターゲットにしているためでしょう。

音声認識によるコミュニケーション機能は、ロボットをキャラクター化する日本人らしいアプローチです。標準語の他に関西弁を選択できるところなど遊び心も感じられます。

またスマートフォンとの連携も、掃除以外にロボット掃除機の可能性を広げる機能だと思います。こちらは外出先から子どもやペットの様子を見られるメリットがあります。

おそらくシャープはココロボを販売することで、アイロボット社の多目的ロボットプラットフォーム「AVA(エイヴァ)」のような、医療、介護、教育、ホームセキュリティ等で活用できるロボット家電の開発に役立てるつもりなのだと思われます。

しかし、音声認識もスマホ連携も掃除機としての本質に関わる機能ではありません。

ターボファンによる吸引力の強化やプラズマクラスターの搭載などシャープらしさを感じる部分もありますが、残念ながらココロボはルンバクローンの域を出ていないように思います。

とくに外見は凡庸なロボット掃除機そのもので独自性は全く感じられません。スマートフォンとの連携もSamsungが「Navibot-S」で既に実現しているため、それほど目新しい機能ではありません。

サムスン電子のOEM供給を受け「市場の様子を見ながら」発売された東芝「Smarbo(スマーボ)」に比べると、ココロボから意欲は感じられますが基本コンセプトに迷いがあるようです。

国内のロボット掃除機市場はルンバが約75パーセントのシェアを獲得しています。後発のココロボは挑戦者なのですから、まずはコミュニケーション機能などの枝葉の機能ではなく「ゴミを確実にきれいにする」という掃除機としての能力をアピールするべきだったのではないでしょうか。また価格もルンバと同程度に抑えたほうが良かったと思います。

何はともあれ、日本の家電メーカーから「本気の」ロボット掃除機が登場したことは喜ばしい出来事です。今後の更なる進化に期待しましょう。

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