「アナバス ロボクリーナー SZ-350(ANABAS ROBO CLEANER SZ-350)」は、総合商社「太知ホールディングス」の国内事業部が「ANABAS(アナバス)」ブランドで販売するロボット掃除機です。
2007年に同社より発売された「ロボクリーナー SZ-300」の後継機種に相当します。
「ロボクリーナー SZ-350」の実売価格は20,000円前後です。
目次
製品情報
太知ホールディングス(ANABAS) 自動充電式ロボクリーナー SZ-350
ANABASのロボクリーナーシリーズは、初代モデル「ロボクリーナー SZ-200」が2007年に発売され、ルンバ以外のロボット掃除機としては最古参といえる歴史を持っています。
その後「ロボクリーナー SZ-300」で改良が加えられて、現在は最新モデル「ロボクリーナー SZ-350」が販売されています。自動充電機能、落下防止機能、リモコン操作機能など、ロボット掃除機の基本的な機能を網羅しており、女性ユーザーを意識したピンクの本体カラーなど独自の展開も見られます。
掃除システムは、壁際のゴミをかき集めるサイドブラシの他に、回転しながら床のゴミをかき取る床ブラシを装備しています。底面にはUV除菌ランプを搭載。掃除中に床面を除菌します。アルゴリズムは「パターン型」で、5種類の掃除パターン(ランダム→スパイラル1→壁沿い→ジグザグ→スパイラル2)を自動で切り替えて掃除を行います。
付属品は、リモコン、充電ステーション、ACアダプター、バッテリー1個、交換用フィルター2個、交換用サイドブラシ1個です。
レビュー・評価
長所
低価格なロボット掃除機の中でも比較的歴史が長い製品のため、シェアはルンバ、スマーボに続いて3位と健闘しています。ユニークなのは「UV除菌ランプ」を搭載していることです。掃除中にランプが点灯することで掃除と除菌を同時に行えるとメーカーはアピールしています。またダストボックスを取り外して水洗いできるのも利点のひとつです。
短所
ロボット掃除機で最も重要なのは掃除のアルゴリズムです。これが賢くないと掃除にむらが出たり狭い場所から脱出できなくなったりします。「ロボクリーナー SZ-350」に関しては、掃除パターンが5種類しかないため、ルンバやスマーボ等の高度なアルゴリズムを搭載する機種と比較すると見劣りします。またセールスポイントであるUV除菌機能に関しては、第三者機関による証明等がないため実用性について疑問が残ります。
主要機能一覧
※メーカーにより機能の名称は異なります。
※機能の詳しい解説は「お掃除ロボットの主な機能について」をご覧下さい。
人工知能 | × | ゴミ検知機能 | × |
---|---|---|---|
サイドブラシ | ◯ | 拭き掃除機能 | × |
床ブラシ | ◯ | 自動充電機能 | ◯ |
バキューム機能 | ◯ | スケジュール機能 | × |
衝突防止機能 | × | バーチャルウォール機能 | × |
落下防止機能 | ◯ | ライトハウス機能 | × |
からまり防止機能 | × | リモコン操作機能 | ◯ |
製品仕様
発売年月 | 2010年 |
---|---|
メーカー | 太知ホールディングス |
型番 | SZ-350 |
本体寸法 | 幅34.5センチx奥行き36センチx高さ8.5センチ |
本体質量 | 約2.95キロ |
電源 | 入力:AC100V 50/60Hz、出力:DC22V 1000mA |
バッテリー種類 | ニッケル水素電池(Ni-MH) |
バッテリー容量 | 14.4V、2,500mAh |
バッテリー寿命 | – |
充電時間 | 約3.5時間 |
消費電力 | – |
稼働時間 | 約10~80分 |
掃除面積 | 約50畳(約83平方メートル) |
運転音 | – |
集塵容積 | – |
フィルター | – |
乗り越え能力 | 約1センチ |