ロボット掃除機比較ガイド ロゴ画像
サイト内検索:
TOSHIBA メーカー タイトル画像

TOSHIBA メーカー タイトル画像

《2014年型トルネオロボシリーズのスタンダードモデル》

「トルネオ ロボ VC-RVD1」は、東芝が自社開発したロボット掃除機「トルネオ ロボ」シリーズの中位機種です。約1ヶ月分のゴミを本体から吸引して集められる充電台「ダストステーション」を採用。「可動集塵システム」の搭載により高さ2センチまでの段差を乗り越え可能です。

「東芝 トルネオ ロボ VC-RVD1」の実売価格は70,000円前後です。

スポンサーリンク

目次

製品情報


東芝 ロボット掃除機 トルネオ ロボ グランレッド VC-RVD1-R

「トルネオ ロボ VC-RVD1」は、東芝ライフスタイル株式会社(本社:東京都青梅市)が販売するロボット掃除機「TORNEO ROBO(トルネオロボ)」シリーズ(VC-RCX1・VC-RVD1・VC-RV1)のスタンダードモデルです。

2012年9月に発売された「東芝 スマーボV VC-RB7000」の後継機種。従来品は韓国サムスン電子のOEM製品でしたが、2014年型のトルネオロボは東芝による自社開発製品となります。

「カメラ・通信機能」以外は、基本的にハイグレードモデル「東芝 トルネオ ロボ VC-RCX1」と同じ仕様の製品であり、集塵機能付き充電台「ダストステーション」が付属します。

下位機種との違い

下位機種になるエントリーモデル「東芝 トルネオ ロボ VC-RV1」との違いは「本体カラー」「ダストステーション」です。

まず本体カラーですが、下位モデルとなる「VC-RV1」は「(H)メタリックグレイ」の1色しか用意されないのに対して、本機には「(R)グランレッド」「(H)メタリックグレイ(2014年10月発売)」「(W)グランホワイト(2014年11月発売)」の3色がラインナップされます。

最大のセールスポイントは、ゴミ捨ての回数を月1回に減らせる新型の充電台「ダストステーション」です。

トルネオロボは掃除を終えると、自動的にダストステーションに戻って再充電を行います。その際に本体の「ダストカップ」に溜まったゴミをダストステーションが自動吸引してダストカップを空にします。

本体のダストカップは容量が0.2リットルと少なめですが、ダストステーションの容量は0.7リットルあるので、約1ヶ月分のゴミを集められるそうです(1日1グラムのゴミを集塵すると想定)

ただし自動集塵機能を備えるため、充電台のサイズは「幅31.8センチ*奥行27.8センチ*高さ17センチ」と大きめになっています(下位モデルの充電台は幅22.8センチ*奥行15センチ*高さ9.7センチです)

機能・性能

2014年型トルネオロボシリーズの掃除性能については、全機種共通仕様となります。

ロボット掃除機の動き方を決定する「アルゴリズム」は、東芝が独自開発した「Smart Brain(スマートブレイン)」です。

これは「高精度赤外線距離センサー」「超音波センサー」など27個のセンサーで室内を把握。70種類以上の行動パターンから選んで掃除を実行する「人工知能+パターン型」です。部屋中を様々な角度から平均4回通過するのでゴミの取り残しが少なく済むのが特長です。

掃除システムは2本の「サイドアームブラシ」でゴミをかき集めて、本体底面の「回転ブラシ(床ブラシ)」でかきとりながら吸引する仕組みです。

サイドアームブラシは壁際にもブラシが届くように本体より少しだけ出っ張っています。しかし障害物に衝突するとブラシが引っ込んで障害物を回避できるよう工夫されています。

底面の回転ブラシは、床の高さに合わせて上下に動く「可動式回転ブラシユニット」です。段差に当たると本体内部に引っ込むので、凹凸を乗り越えやすくなるメリットがあります。

また本体底面から床面までを約15ミリに設定しており、高さ20ミリまでの段差を乗り越え可能とされています。しかも本体の高さは8.7センチに抑えられています。

サイドアームブラシと可動式回転ブラシユニットによる掃除システムを、東芝では可動集塵システム「3D DRIVE(スリーディー・ドライブ)」と呼称しています。

充電式バッテリーは「リチウムイオン電池(RB3-P)」です。電圧は14.4V。容量は2.5Ah。セル数は4個です。約1,100回の充電が可能で1日1回運転した場合、約3年間使用可能です。

レビュー・評価

長所

「トルネオ ロボ VC-RVD1」の長所は「アルゴリズム」「可動集塵システム」です。

ロボット掃除機の動きを決めるアルゴリズムは、従来品のカメラセンサーを使用した「人工知能+マッピング型」から、ルンバと同タイプの「人工知能+パターン型」に変化しました。

「人工知能+マッピング型」は最短ルートを直線的に動くので、人間の目から見ると効率よく思えますが同じ場所を1回しか通らないので、吸引力が弱いロボット掃除機の場合、ゴミの取り残しが多くなる弱点がありました。

一方で「人工知能+パターン型」は、動きにランダム性が強く一見したところデタラメに掃除をしているように思えますが、同じ場所をいろいろな角度から平均4回通過するので、結果的にゴミがよく取れるメリットがあります。

また床面に合わせて高さを自動調整する「可動集塵システム」も、ルンバの「デュアルパワーブラシ」と同じコンセプトです。これは床への接触角度を変更して集じん性能を高める効果と、段差の乗り越え性能を高める効果があります。

総合的に見てトルネオロボシリーズは、ライバル製品のルンバを相当研究して開発された製品であると思われます。

短所

「トルネオ ロボ VC-RVD1」の短所は「平凡なデザイン」です。

日本メーカーらしい嫌味のないシンプルなデザインなのですが、あまりにも特徴がなく家電量販店の売場で埋没してしまいそうです。2年半もかけて自社開発した自信作なのですから、もう少しトルネオロボらしさを自己主張しても良かったのではないでしょうか。

また「バーチャルガード VJ-RBG3」「別売品」であることも気になります。

バーチャルガードとは赤外線信号で「仮想フェンス」を作り、トルネオロボの掃除範囲を制限する付属品で、ルンバの「バーチャルウォール」に相当します。

バーチャルガードの価格は税別3,980円だそうですが、ルンバには必ずバーチャルウォールが同梱されているので、トルネオロボも最初から同梱しておいたほうが良かったと思います。

主要機能一覧

※メーカーにより機能の名称は異なります。
※機能の詳しい解説は「お掃除ロボットの主な機能について」をご覧下さい。

人工知能 ゴミ検知機能
サイドブラシ 拭き掃除機能 ×
床ブラシ 自動充電機能
バキューム機能 スケジュール機能
衝突防止機能 バーチャルウォール機能
落下防止機能 ライトハウス機能 ×
からまり防止機能 × リモコン操作機能

製品仕様

発売年月 2014年9月
メーカー 東芝
型番 VC-RVD1(R) グランレッド
VC-RVD1(H) メタリックグレイ
VC-RVD1(W) グランホワイト
JANコード VC-RVD1(R):4904550952559
VC-RVD1(H):4904550954355
VC-RVD1(W):4904550956670
本体寸法 幅35センチ*奥行き35センチ*高さ8.7センチ
本体質量 約3.4キロ(バッテリー含む)
電源
バッテリー種類 リチウムイオンバッテリー
バッテリー容量 2.5Ah 14.4V セル数4
バッテリー寿命 充電回数約1,100回(1日1回使用した場合、約3年間)
充電時間 約5時間
消費電力 本体充電時:18W
充電完了時:4W
本体離脱時:2W
ダストステーション吸引時:325W
稼働時間 最大約70分
掃除面積
運転音 標準モード:約54dB
マナーモード:約52dB
集塵容積 本体:0.2リットル
ダストステーション:0.7リットル
フィルター
乗り越え能力 20ミリ

スポンサーリンク

error: Content is protected !!