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《創業115年の老舗企業が手がけるロボットクリーナー》

ミーレ・ジャパンは、同社初のロボット掃除機「Scout RX1(スカウト アールエックスワン)」を発表しました。ジャイロセンサーとデジタルカメラで室内のマッピングを行う「スマートナビゲーションシステム」を搭載。「落下防止機能」「自動充電機能」「タイマー機能」を備えており、2層の「エアクリーンフィルター」によるクリーン排気が特徴です。

発売日は2014年9月1日(月)。希望小売価格は税別80,000円です。

→ Scout RX1(ミーレ)の比較と評価

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ミーレ Scout RX1の概要

今回「ミ-レ・ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区)」より発表された「Scout RX1」は、1899年に設立されたドイツの老舗家電メーカー「Miele」が初めて発売するロボット掃除機です。海外では2014年4月に発表され既に販売がスタートしています。

最大の特長は「スマートナビゲーションシステム」と呼ばれる「マッピング(地図化)」機能の搭載です。

「Scout RX1」は「ジャイロセンサー(角速度センサー)」「デジタルシーリングカメラ」を内蔵しており、現在位置と部屋の形状を把握して掃除を行う「室内ポジショニングシステム」を備えています。

掃除モードは「Autoモード」「Spotモード」「Cornerモード」「Turboモード」の4種類。ゴミの除去は、2本の「サイドブラシ」「ローラーブラシ(回転ブラシ)」で行い「衝突防止センサー」「落下防止センサー」で障害物や段差を回避します。

排気に関しては大きめのゴミをキャッチする「ブルーフィルター」と細かいハウスダスト用の「ホワイトフィルター」の2層で構成された「エアクリーンフィルター」を装備。ダストボックスの容量は0.6Lと大容量です。

バッテリーは「充電式リチウムイオンバッテリー」を採用。充電時間は約2時間。最大稼働時間は約120分です。電池残量が少なくなると、自動的に充電ステーションに戻って充電を開始する「自動充電機能」を持ちます。

この他に指定時間に掃除できる「タイマー機能」、タッチ型の「タッチディスプレイ」、マニュアル操作が可能な「リモコン」を装備。「Scout RX1」の掃除範囲を制限できる「磁気ストリップ」が付属します。

→ ミーレ・ジャパン

→ 部屋の隅々まで効率よく掃除するミーレ初のロボット掃除機(家電Watch)

ミーレ Scout RX1のについての感想

今回発表された「Scout RX1」は、とてもオーソドックスなロボット掃除機という印象です。

ジャイロセンサーとデジタルカメラでマッピングを行うアルゴリズムやタッチディスプレイ、リチウムイオンバッテリーの採用など、最新お掃除ロボットのトレンドを押さえていますが、あまり個性は感じられません。

唯一ミーレらしいと感じられるのは2層構造の「エアクリーンフィルター」位だと思います(ミーレの紙パック掃除機は高い集じん性能で知られています)

それにしてもミーレは保守的な企業というイメージがあったのでロボット掃除機市場への参入は意外でした。それだけロボットクリーナーの市場が世界的に拡大しているということなのかもしれません。

ちなみに海外サイトの情報によると、「Scout RX1」は韓国のロボットメーカーとの共同開発であり、製造も韓国で行われるそうです。

韓国メーカーの具体的な名前は発表されていませんが、フィリップスへのOEM実績もあることから、おそらく「Yujin Robot」ではないかと思われます(あくまで個人的な憶測です)

全く同じではありませんがよく見比べてみるとディスプレイの配置などがYujin Robotの「iCLEBO」に近いデザインに思えます。ミーレの家電製品はスタイリッシュなデザインで有名なので、同じくデザインに定評のあるYujin Robotに白羽の矢が立ったのかもしれませんね。

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