「アイロボット ルンバ620(iRobot Roomba 620)」は、ルンバ600シリーズ(国内正規品)の下位モデルです(2012年10月19日発売) 基本性能は上位機種の「ルンバ630」と同一ですが、一部の付属品を省略することにより低価格で販売されています。
後継機種は「ルンバ622」と「ルンバ621」です(2014年9月発売)
目次
製品情報
iRobot 掃除機 自動お掃除ロボット ルンバ 620
「アイロボット ルンバ620」は、ルンバ600シリーズ(日本仕様)の下位モデルにあたる機種です。
同時発売の上位モデル「アイロボット ルンバ630」と基本性能は同一です。また本体の大きさ、バッテリー仕様も共通となっています。
下記の3点が「ルンバ630」との違いとなっています。
- フェイスプレートカラー(ホワイト)
- バーチャルウォールが1個しか付属しない
- 交換用フィルターが付属しない
ルンバ本体とバッテリー(内蔵)の他に、付属品として「ホームベース」「ACアダプター」「バーチャルウォール(1個)」「お手入れカッター」「リモナビ(リモコン)」「クッションラバー」が同梱されます。
レビュー・評価
長所
「ルンバ620」は「自動充電機能」を搭載する国内正規品ルンバの中で最も低価格なモデルです。掃除終了後、充電ステーションに自動で戻る「自動充電機能」が欲しい人は、ぜひ検討してみてください。
また「人工知能 AWARE」と「高速応答テクノロジー iAdapt」を搭載したことで、旧500シリーズと比べて室内を把握する能力がアップしています。
500シリーズと共通のシンプルなフィルターを採用しているため、ランニングコストを低く抑えられることも魅力です。
短所
ルンバ600シリーズ(620・630)には「スケジュール機能」がありません。タイマーを設定して留守中に掃除させたい人は、ルンバ700シリーズ(780・770・760)をおすすめします。
掃除中の騒音、排気のクリーン度も、ルンバ700シリーズのほうが向上しています。
またコストダウンが理由なのかもしれませんが、見た目が2007年発売のルンバ500シリーズと共通なので、ハイグレードモデルの700シリーズと見比べると、若干デザイン・質感が劣る気がします。
ルンバ630との比較
「ルンバ620」と「ルンバ630」の基本性能は全く同一です。ゴミを集める能力は変わりませんので、安さを追求する人は「ルンバ620」で十分でしょう。
「ルンバ620」には交換用のフィルターが付属しませんが、Amazon、楽天等のネット通販サイトで安価な互換品を入手できます。またフィルターは購入後すぐ必要になるものではありませんので、後日購入しても問題ないと思います。
「バーチャルウォール」については、利用する環境によって必要な数が異なると思います。ルンバに掃除させたくない場所が複数ある場合は、最初からバーチャルウォールが2個付属する「ルンバ630」をおすすめします。
バーチャルウォールは別売りで購入すると高いので、差額分を考えると「ルンバ630」を購入したほうがお得になると思います(バーチャルウォールの標準価格は税込6,825円。「ルンバ620」と「ルンバ630」の差額は5,000円です)
主要機能一覧
※メーカーにより機能の名称は異なります。
※機能の詳しい解説は「お掃除ロボットの主な機能について」をご覧下さい。
人工知能 | ◯ | ゴミ検知機能 | ◯ |
---|---|---|---|
サイドブラシ | ◯ | 拭き掃除機能 | × |
床ブラシ | ◯ | 自動充電機能 | ◯ |
バキューム機能 | ◯ | スケジュール機能 | × |
衝突防止機能 | × | バーチャルウォール機能 | ◯ |
落下防止機能 | ◯ | ライトハウス機能 | × |
からまり防止機能 | ◯ | リモコン操作機能 | ◯ |
製品仕様
発売年月 | 2012年10月 |
---|---|
メーカー | アイロボット |
型番 | R620060(ホワイト) |
本体寸法 | 幅34センチ*奥行き34センチ*高さ9.2センチ |
本体質量 | 約3.7キロ |
電源 | 入力:AC100V 50/60Hz |
バッテリー種類 | 充電式ニッケル水素電池 |
バッテリー容量 | 14.4V、3,000mAh |
バッテリー寿命 | 約1年半 |
充電時間 | 約3時間 |
消費電力 | 33W |
稼働時間 | 最大60分 |
掃除面積 | – |
運転音 | – |
集塵容積 | – |
フィルター | – |
乗り越え能力 | 約2センチ |